第161章

ルナの声、ふたたび

彼女――かつて裏切りによって失われたと嘆かれたルナを、彼らが最後に見たのは、幾度もの月が巡る前のことだった。

今、彼女は再び彼らの前に立っていた。月光を受けて水面のようにきらめく、流れるような白いドレスをまとい、そよ風に合わせて裾が揺れる。その腕にはカエルを抱いていた。穏やかに眠る幼子の、小さな胸――心臓の上に、印が淡く輝いている。

カミラの視線が見慣れた顔ぶれをなぞった。かつて父と肩を並べて戦った戦士たち。沈黙のまま背を向けた長老たち。彼女の物語を、半ば伝説のように聞いて育った若い狼たち。畏敬、羞恥、希望、涙――そのどれもが、忌々しいほどありありと一人ひとりの顔に映...

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